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 コラーゲン、エラスチンをお肌に作らせましょう。
 
 シワがなく、弾力性に富んだ若々しいお肌を維持するために、真皮層にあるコラーゲン、エラスチンが非常に大切なことは、良くご存知の事と思います。

 昔の美容に関しての本などでは、「コラーゲン・エラスチンは若い成長期の間だけ生成され、身体の成長が止まると共に生成も止まり、そのときから、貯金を下ろすようにコラーゲンやエラスチンは減っていき、たとえば輪ゴムが劣化するかのように、だんだんもろくなっていく。それを促進するのが紫外線です。」なんてことが書いてあったものです。

 ただ、この今までの常識は近年の研究によって、間違いだということがわかりました。正しくは、コラーゲンやエラスチンを作る細胞(繊維芽細胞)が老化したり、紫外線でダメージを受けると、若いころのように弾性のあるコラーゲンやエラスチンを作ることができなくなる。ただ、コラーゲンやエラスチンは成長期を過ぎても終始合成され、約1ヶ月の周期で新しいものに合成され、取り替えられているという事実が近年わかったのです。

 今まで、シワなどは1度作ってしまうと、外科的に処理しないと治せないものと思われていました。しかし、研究の結果、繊維芽細胞の若返りが可能になれば、シワも弛みも治すことができるということがわかったのです。女性にとっては吉報ですね!
 
 
   コラーゲン・エラスチンの生成を助けてシワ減らす方法を紹介しましょう。
 
 繊維芽細胞というのは、真皮を構成しているコラーゲンやエラスチンといった繊維やヒアルロン酸などを作り出す真皮に存在する細胞です。この繊維芽細胞の活性化を促進することによって、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成が高まり、若々しい素肌を保つことができます。

 近年の研究で、この繊維芽細胞が若々しいコラーゲンを産生するには、原料として、食事からのタンパク質の供給はもちろんですが、ビタミンCと女性ホルモン、さらにミネラルとして鉄イオンが重要な働きをしていることがわかりました。

 真皮のコラーゲンを補うには食事からのアプローチが必要なのですが、コラーゲンはタンパク質の一種なので、食事によって摂取された肉や魚などに含まれるタンパク質は一旦、身体の中でアミノ酸に分解されてから吸収され、体内で再びコラーゲンとして合成されます。しかし、コラーゲン成分のアミノ酸は偏っていて、ハイドロキシプロリンというアミノ酸が非常に多く必要なのです。

 ビタミンCはタンパク質中に含まれたプロリンというアミノ酸をハイドロキシプロリンに変えるプロリン水酸化酵素が活発に働くための必須成分です。体内でコラーゲンを合成させ、若々しいお肌を維持するには、食事やサプリメントを利用して、タンパク質と一緒にビタミンCを摂取することが大切です。また、ミネラルとして鉄イオンもあわせて摂取することで、コラーゲンの生成をもっと高めることができます。
 
コラーゲン・エラスチンの生成を助けてシワ減らすにはどうしたらいいの?
タンパク質とビタミンC、鉄の補給で、繊維芽細胞にコラーゲンをしっかり作らせましょう!
 
 
 ハイドロキシプロリンを増やすためには、プロリンというアミノ酸の摂取とビタミンCの摂取が必要になります。
 プロリンはタンパク質全般に含まれていますが、特に多く含むのはゼラチンです。ゼラチンは15%もプロリンを含んでいます。ゼラチンが入っているゼリーなどを食べるととりやすいでしょう。寒天ではありません。間違えないようにしましょう。
 
 
活性酸素、過酸化脂質の除去。
 
新陳代謝を高め、新しいお肌を作らせる。
 
(今月のトピックス参照)
   
この2つの鉄則を実行して、
若々しいお肌になってください。
 

 
終わり
 
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