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 スキンケアでの皮脂対策
 
 皮脂分泌というのは、血行、ホルモン、気温に大きく左右されるものなので、スキンケア商品での対策というのは、どれも一時的なものですから、あまり意味を成しません。有効な皮脂対策は、とにかく余分な皮脂を取り除くことです。脂とり紙を使って、こまめに余分な皮脂を拭き取ってあげましょう。簡単なことですが、これでずいぶん違ってきます。

 いつまでも古い皮脂を取り除かないでいると、古い皮脂で発生した過酸化脂質は新しく分泌された皮脂にまで広がってしまいます。そうなると過酸化脂質は増加し、金属がさびるのと同じように連鎖的に周りの皮膚細胞を酸化していきます。このように、細胞レベルのダメージが集積することで老化が進み、炎症を起こしたり、シミ、ソバカスが濃くなったり、ニキビを悪化させたりと、さまざまな悪影響が出るようになるのです。

 ですから、この諸悪の根源物質である過酸化脂質を、脂とり紙でこまめに拭き取ることは、とても良い皮脂対策になるのです。

 洗顔後、急速に皮脂分泌の進む2〜3時間おきに、脂とり紙で皮脂を拭き取ることがポイント。そうすることで、酸化した皮脂を効率よく取り除けますから、過酸化脂質の増加、広がりを防ぐことができます。
 
 また、皮脂の酸化は気温が高いほど、紫外線に当たるほど酸化が早くなります。ですから、夏場はふき取る間隔を短くしてあげることがポイントです。
 
   夏の皮脂対策は、お肌で発生する過酸化脂質を可能な限り減らすことが鉄則!
 
 
過剰な皮脂を取り除く!
脂取り紙を持ち歩き、過剰な皮脂をこまめに(2〜3時間以内)拭き取るだけでずいぶんお肌の状態は違ってきます。
紫外線対策はしっかり!
 
油脂成分に気をつける!
日焼け止め、メイク、スキンケア商品の油脂成分に気をつけましょう。
 
●紫外線下では天然油脂は使わないように!●
 植物油や動物油などの天然油脂はイメージ的にはいいのですが、非常に酸化しやすく、過酸化脂質に変わりやすいのが難点です。就寝前の使用では、そこまで問題はないでしょうが、夏の紫外線下では天然油脂の使用は避けたほうが無難です。夏場、紫外線下で使う化粧品は天然油脂が使用していないものを選ぶようにしましょう。
 
 
 
●食事で皮脂対策
 ビタミンB2とビタミンB6には皮脂の分泌量を抑える働きがあります。ビタミンB2には体内の脂質を分解して、エネルギーにかえる働きがあり、不足すると、分解しきれなかった脂質が皮膚表面ににじみ出てしまいます。オイリー肌で悩む人はビタミンB2、ビタミンB6を積極的に摂るようにしましょう。
 
 
     
納豆、うなぎ、レバー、椎茸、卵、チーズ
 
納豆、マグロ、かつお(赤身の魚)、鶏肉、いわし
 
 

 
終わり
 
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