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 ミネラルについて
 
 ミネラルは5大栄養素の1つで、無機質ともいいます。非常に微量な栄養素ですが、身体の構成成分として重要な役割を果たしています。 ビタミンと同様、身体では作り出すことができないので、食品として、経口的に補う方法しかありません。

 加工食品やインスタント食品、スナック菓子、清涼飲料水などのとりすぎで、栄養の偏りがちな現代人では特に不足しがちな栄養素になっています。
 
   ミネラルの1日所要量と許容上限摂取量、欠乏症について
 
現在、日本では12種類のミネラルについて所要量と許容上限摂取量が策定されています。
 
ミネラルの所要量と許容上摂取量(成人の場合)
 
所要量
許容上摂取量
カルシウム
600〜700mg
男女とも
2500mg
600mg
10mg
男女とも
400mg
12mg
リン
700mg
4000mg
マグネシウム
310〜320mg
男女とも
650〜700mg
250〜260mg
カリウム
2000mg
-
1.8mg
男女とも
9mg
1.6mg
ヨウ素
150μg
3mg
マンガン
4.0mg
男女とも
10mg
3.0〜3.5mg
セレン
50〜60μg
男女とも
250μg
45μg
亜鉛
11〜12mg
男女とも
30mg
9〜10mg
クロム
30〜35μg
男女とも
250μg
25〜30μg
モリブテン
30μg
男女とも
250μg
25μg

ナトリウムは1日の目標摂取量 10g未満(食塩当量)
文部科学省資源調査会編「五訂日本食品標準成分表」(データ 厚生労働省より)

 
主な必須微量金属の機能と欠乏症
亜鉛
(Zn)
様々な酵素反応に関与している。
免疫機能や男子の生殖機能などを高める働きがある。
不足すると、味覚異常や免疫力を低下し、傷の治りが遅い。

(Cu)
骨髄でヘモグロビンをつくるときの鉄の働きや腸管からの鉄の呼吸を助ける。
不足すると、貧血、骨異常、脳障害を起こす。
クロム
(Cr)
糖や脂肪やたんぱく質の代謝に関与している。
不足すると、動脈硬化、糖尿病を起こしやすくなる。
ヨウ素
(I)
余分な体脂肪を燃焼させ減量させる。
不足すると、甲状腺腫の原因となる。また、肥満や、髪・皮膚・爪につやがなくなる。
セレン
(Se)
脂肪の酸化を防ぎ、過酸化物を還元する働きがある。
不足すると、甲状腺腫の原因となる。また、肥満や、髪・皮膚・爪につやがなくなる。
不足すると、動脈硬化、心筋症をまねく。
マンガン
(Mn)
骨や肝臓の働きを活性化する。
不足すると、排卵の不調、骨の発育低下が起こる。

 
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